あっきー人の奴

仕事しながら横でアクエリオンEVOLを見ていたあっきー人です。

いまさらですが、面白い作品だと思います。

前作からアクエリオンが好きだったのですが、やはりファンとして気になるのは、登場人物の過去生でしょう。
最後まで見ても結局明確にされなかったので、真実は想像するしかありません。
まぁ、そういう作品であるからこそ、想像の余地があっていいのかもしれませんが。

とりあえず勝手に思ったことをまとめてみたいと思います。
興味ない方とネタバレ嫌いな方はスルーで。

まずは公式で解明されている人たちから。

主人公
アマタ・ソラ ← アポロ ← 翅犬ポロン
前作からのファンにとっては衝撃的な事実ですが、じつはアポロはアポロニアスの転生ではなく、彼のペット（？）のワンちゃんでした。
その真実を踏まえて前作を見ると、なるほどつじつまは合っています。リーナが見たアポロの姿は犬でしたし、動きも犬っぽいです。
最後の最後まであのトーマですら気づかなかったのですから、視聴者がわからなくても当然だと思いますｗ
エレメント能力がくるぶしあたりから羽が生えて飛翔する能力ですが、くるぶしから羽…というと、前作で人間に殺された堕天翅族の双翅を想像しますが、前作の能力と過去生が必ずしも一致するわけではないみたいなので、おそらく関係ないかと思います。
色々と腑に落ちない…というか納得したくない過去生ですねｗ
アポロの強い力はアポロニアスの転生だからだと思っていたのですが、実際は翅犬としての力だったみたいですね・・・
アポロのエレメント能力は明確に分かりませんでしたが、アクエリオンに乗ることで強化されたアポロの能力が嗅覚だったので、もしかしたら鼻の良さなのかもしれませんｗ
翅犬でも人間よりは強いでしょうが、なんだかやりきれないです。
最初のほうは完全にカグラがアポロの転生だと思われていたので、ただの可愛そうな奴でしたが、最後のほうで化けましたね。能力も飛ぶ能力しかないせいで肉弾戦ではカグラにボコボコにされてましたが、アクエリオンに搭乗したときは異様に強かったですね。

ヒロイン
ミコノ・スズシロ ← シルヴィア ← セリアン
これはある程度最初から分かっていたので、驚くことはありませんでした。
ミコノがずっとカグラに謝らなくちゃ、と言っていたのは、ずっとセリアンのことが好きだったポロンの気持ちに気づいてあげられなかったのを悔やんでのことらしいですが、前作のシルヴィアからしたら１万２千年前に愛したアポロニアスだと思っていたアポロが、実はイヌだったわけですから、そこで怒らないで謝ろうとするあたり人間が出来ていますｗというかイヌでいいのか？
前作のシルヴィアがそうであったように、おそらくシルヴィアの戦いの記憶と能力は別の誰かに、愛の記憶はミコノに宿っていると思われます。なので彼女には何の戦闘能力も無い、と。
シルヴィアとシリウスがセリアンの記憶が分離しても高い能力を持っていたのは、アポロニアスの血を引いているからだと思われます。

カグラ・デムリ ← アポロ ← 翅犬ポロン
こちらもアポロの転生ですが、昔にミカゲに魂を引き裂かれて、アルテア界に連れて行かれたのがカグラです。
おそらく、前作のシルヴィアがセリアンの光の記憶、シリウスが闇の戦いの記憶に分かれたように、カグラにはアポロの闇の戦いの記憶が強く引き継がれたようです。まぁ、ミカゲがわざとそうやったのでしょうが。
過去生を匂いでかぎ分けることができるようなので、それでミコノがシルヴィアだと認知したみたいです。

トワノ・ミカゲ ← 聖天翅・頭翅
これも特に捻りも無く分かりやすい転生でした。
ただ、話の初期からこの転生は想像できたのですが、前作のラストでアポロたちと和解し、世界を救うためにその身をささげたトーマが再び人間に敵対するとはとても思えなかった、というか敵対して欲しくなかったので、この転生は嫌いでした。
しかし真実は、最後の創聖合体の時にシンクロしたせいでアポロの過去生がアポロニアスではなくポロンだと知って、また裏切られたと思った闇の心が転生したのがミカゲでした。世界をアポロたちと救ったトーマはアクエリオンの中に残っていたようでよかったです。
ちなみに、前作で彼が求め続けていた太陽の翼とは、アポロニアスの翼で作られた機械天使アクエリオンそのものであり、その力を持って生命の樹を受粉させたがっていたらしいです。でも、別にアクエリオンを愛していたというのではなく、やはり愛はアポロニアスに向いていたみたいですね。

不動・ZEN ← 不動・GEN ← アポロニアス
衝撃的でしたｗ不動ZENとGENが同一人物なの転生なのかはわかりませんが、それよりも不動の過去生がアポロニアスだとは思いませんでした。
前作の最後で、ソフィアが記録から抹消された１万２千年前の戦いでアクエリオンを操縦した最後の一人なのではないかと推測していたので、それが公式だと思っていました。でも彼がアポロニアスの転生で、その記憶も引きついでいるのだとしたら、あの意味不明な特訓やそれによって得られた結果など、超人的な言動にも納得ができます…というか何でもアリ。
彼からしたらかつて愛した人をペットに取られたわけですから、これまた超人的な精神を持っているようです。まぁ、人間ではありませんが。
結局、彼は何がしたかったのでしょうか。自分の愛した人間たちを守りたかったのか、捨ててしまったトーマを救いたかったのか。その両方かそれ以外か。
まぁ、まさに神のみぞ知る、という所でしょうか。

ここからは公式と想像を交えて行きたいと思います。

ゼシカ・ウォン ← シルヴィア（？）
全くの想像です。
理由は、ゼシカのエレメント能力がシルヴィアのそれと酷似していること。最終的にアポロの片割れであるカグラと良い感じになること、ミカゲに良いように操られる（たぶんシルヴィアに対する恨みか何か）、何かと１万２千年前の記憶を持っている（鏡の中でミコノとカグラのビジョンを見たり）などなど。
過去のシルヴィア同様に、光と闇の記憶に分かれてしまい、愛の気持ちがミコノに、戦いの記憶がゼシカに分かれたのだと思います。その所為でミコノに戦闘系のエレメント能力が全く無いのではと。
しかし、不動曰くシルヴィアの魂は正しき一つの命として現世に蘇ったのはミコノだと明言しているため、この説は信憑性は低いかと。

シュレード・エラン ← シリウス
まぁ、なんとなくですｗ
理由は髪の色…だけではなく、恋の寸止め訓練で初めてカグラとミコノ達が出会ったとき、カグラがシュレードを、あの女と似た匂い、と言っていたからです。あの女というのはミコノのことです。
カグラはおそらくミコノ本人の体臭を嗅いでいるのではなく、過去生を匂いで嗅ぎ分けているのだと思います。そうなるとミコノの過去生→シルヴィアと似た匂い＝兄のシリウス、となるのではないかと。それに最終決戦で二人とも死亡（シリウスは瀕死ですが）するという点も似ています。
エレメント能力の人の精神を操る能力ですが、これは堕天翅族が得意とする能力です。シリウスも堕天翅の力を引いていたので、似たような能力を身につけていても不思議はありません。
戦闘能力、エレメント能力共に最高である点、アクエリオンでの戦闘時に剣を主に使う戦い方をする、後述するカイエンと仲が良い点なども理由です。

カイエン・スズシロ ← 紅麗花 ← スコルピオス
これはほぼ全ての人が想像したと思います。
最初はミコノの兄ということでシリウスかと思ったのですが、どうも違う気がします。
理由は、エレメント能力の酷似です。絶望予知と物の記録を読むサイコメトリー能力。違う能力のように見えますが、麗花も戦闘中に予知のようなものをしていたので、原理は似ているのでないかと思います。作中の演出もなんとなく似ています。
そして前述のシュレードとの関係です。前作ではシリウスと麗花は仲が良く、よく絡んでいました。カイエンもシュレードとは何かと縁があり、最終決戦では相思相愛の親友となります（あそこで泣いたのは内緒）。
スコルピオスは、１万２千年前（EVOLから見たら２万４千年前）にアポロニアスを裏切り殺した人間らしいですが、麗花は裏切ったりはしませんでした（TVでは）。それなりに苦悩はしていたみたいですが、必ずしも過去生が現在に影響するわけではないみたいなので、上で記述した理由も正直、必ず過去生を特定する情報になるかどうかは怪しいです。

アンディ・W・ホール ← ピエール・ヴィエラ
女好き。主人公（アマタとアポロ）と仲がいい。そんなところですｗ
必ず過去の人間がEVOLの時代に転生しているとは限らないと思うので、もしかしたらアンディは過去生が存在していないかもしれません。
ですが、最終的にブラックホールを作り出すほどの能力を持つアンディなので、過去に優れたエレメント能力を持った人間の転生である可能性は高いと思います。
ですが、二人とも「ぽっかりと空いちまった胸の穴を埋める」発言をしていて、それが戦う理由になっているので、過去生である可能性は高いほうだと思います。
友人をなくしたせいで空いた胸の穴を埋めたいと願ったピエールが、転生して穴あけ能力を得たとしたら、なんか皮肉ですねｗ

MIX ← クロエ
これは…微妙です。
前述のアンディがピエールなら、という想像です。一応、堅物という共通点はあります。
ピエールとクロエは最終的にラブラブになります。クロエは主要キャラではありませんでしたが、アクエリオンの搭乗経験もあり、主力級のエレメント能力を持っていたと推測できます。クロエは双子でしたが、その二人の魂が交わってMIX（ミックス）になったのでは…と。
そうであれば、一時的にアルテア界に行ったときに男性化してしまうのも納得できます。

ユノハ・スルール ← つぐみ・ローゼンマイヤー
消去法でこうなりましたｗつまり余りものです。
二人とも自分にコンプレックスがあったという共通点はあったりなかったり。
後述のジンがジュンなら、繋がりますが。

ジン・ムソウ ← ジュン・リー or 双翅
これは正直迷います。
まずジュンですが、アリシアの歌でもなんでもないので知らない（はず）アクエリオンの主題歌の歌詞である、「１万年と２千年前から愛してる。８千年過ぎた頃からもっと恋しくなった」というセリフをユノハに言っているので、これは一万二千年前に届かなかったジュンのつぐみへの思いと受け取れます。あと二人ともハッキングが得意で女優やアニメフィギュアが好きなオタクという点も関係しているのではないかと。
双翅説ですが、ジンが敵の星の最後に生まれた子供であったということ、そして味方の陣営に来て、そして死ぬことなど状況が似ていることが理由です。
ですが、過去生が行動を全て決定付けるものでは無いのは周囲を見ても明らかなので、あくまで「歴史は繰り返す」ということを再現したかっただけかもしれません。前作もEVOLも、この死をきっかけに主人公達の戦いに対する姿勢が変わるので。
個人的に好きなキャラなので、どちらの過去生も実は嫌だったりしますｗ

クレア・ドロセラ ← リーナ・ルーン
これはおそらく確定かと思います。
かつてのリーナは、目も足も不自由な代わりに、テレポート、飛行、プラーナの吸収、創聖の書を読み解く力を持っていました。
クレア理事長も最終決戦で本部から宇宙空間までテレポートを行い、戦闘中も小刻みにテレポートを繰り替えしていたこと、容姿がまぁまぁ似ている、不動との関係などから、この過去生だと思いました。
リーナは会話から想像するに、何年もの間、相手の生命力を搾取しながら行き続けていたと思われますが、クレアがそのまま１万２千年行き続けたとは思えないので、おそらく同一人物ではないでしょう。ロリ化してますし。

サザンカ・ビアンカ ← ランカ・リー
嘘ですｗ中の人つながりですが、OPでサザンカがキラッをやっているので、公式のネタだと思います。
過去生はよく分かりませんが、必ずしも過去生が現在に繋がらないということを表現するキャラなのかな、とも思います。
そうなると、主要キャラ以外の過去生は全部無い可能性もあるのですが。

モロイ ← 知らん

ドナール ← どうでもいい

・その他
アリシア
アリシアとは、シルヴィアやシリウスの家の名前で、かつてアポロニアスと共に堕天翅族を倒したセリアンの名前です。
アリシア自体がセリアンの転生だとは思えないので、単にシルヴィアの子孫、という可能性が高いかと思います。彼女の子孫であれば、アポロニアスの力を引いているはずなので、高いエレメント能力を持っていても不思議ではありません。だからこそ、アルテア界にレアイグラーとして連れて行かれたのだと思います。

スオミ
中の人が麗花と同じ人なので、もしかしたら子孫かもしれません。

最終決戦時、アクエリオンに乗っていたのはアマタ、カグラ、ゼシカでした。最後の敵であるエンシェントAQは、どう見てもEVOLで歯が立つ相手とは思えません。なのに最終的に勝ってしまったのは、堕天翅の血を引くアリシアの息子であるアマタ（パパはミカゲのいたアルテア界のリーダーで強い能力を持っていた＝前作における堕天翅のような存在）、翅犬パワー全開のカグラ、人間のゼシカという、前作のラストで世界を救ったパイロットたちと同じような構成メンバー（堕天翅のトーマ、翅犬のアポロ、一応人間のシリウス）であったため、あれほどの力をもてたのではないか、などと妄想しています。
アマタとシリウスが同じような存在とかいう突っ込みは聞きませんｗ

自分が想像しているのはこんな感じです。
事実だと良いなと思うところと、違ったら良いなと思うところがありますが、そこが明言されていないほうが個人的には楽しいのではないかと思います。